東京都の不妊治療助成が2026年4月に拡充|保険の自己負担分・卵子凍結・不育症まで
東京都は2026年4月から、不妊治療への支援を大きく拡充しました。保険診療の自己負担分も助成対象に加わり、卵子凍結や不育症検査の助成、国の新しい卵子凍結モデル事業もあります。何が対象で、どこに注意すべきかを整理しました。
最終更新日:2026-08-27/この特集は制度の公表・改正時点の情報をまとめたものです。金額・対象・受付期限は年度や自治体によって変わります。ご自身が対象になるかは、末尾の出典(公式ページ)や自治体の窓口で必ず最新情報をご確認ください(免責事項)。
2026年4月から東京都の不妊治療支援が拡充
不妊治療は2022年4月から人工授精・体外受精・顕微授精などが公的医療保険の対象になりましたが、それでも自己負担(原則3割)は残ります。東京都は2026年4月から、この保険診療の自己負担分についても助成の対象に加え、都民の負担をさらに軽くしました。
大きな変更点は、保険適用の体外受精・顕微授精などの自己負担分を、1回あたり上限15万円まで助成する仕組みが加わったこと。従来からの卵子凍結費用助成・不育症検査助成とあわせ、東京都の生殖医療サポートが手厚くなりました。
主な支援メニュー
- 保険診療の自己負担分助成(2026年4月〜):体外受精・顕微授精などの保険診療にかかった自己負担分を、1回あたり上限15万円まで助成。
- 卵子凍結に係る費用助成(東京都独自):将来の妊娠に備えた卵子凍結について、凍結時に最大20万円+保管料 年2万円程度を助成(対象年齢・回数などの条件あり)。
- 不育症検査助成:流産を繰り返す不育症の検査費用を助成。
- 男性不妊の治療:精子回収を目的とした手術など、男性側の治療も引き続き支援対象。
国の「卵子凍結モデル事業」も令和8年度に開始
あわせて、こども家庭庁が卵子凍結のモデル事業を令和8年度(2026年度)から新規に始めます。対象は18〜35歳の未婚女性などに限られ、国のモデル事業と東京都の助成は併用の可否・対象範囲が異なるため、どちらを使うかは要件をよく確認する必要があります。医療機関やお住まいの自治体の案内で、自分がどの制度の対象になるかを確かめてください。
申請の前に確認したいこと
- 対象年齢・回数・所得:治療開始時の年齢や助成回数の上限が定められています。年齢は制度ごとに区切りがあるため、早めの確認が大切です。
- 指定医療機関:助成の対象になるのは、都や国が定めた要件を満たす医療機関での治療・凍結です。
- 区市町村の上乗せ:港区・千代田区など、都の助成に上乗せする独自助成を行う自治体もあります。お住まいの区市町村の制度もあわせて確認しましょう。
出典(公式情報)
よくある質問
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| 2026年4月から何が変わりましたか? | 東京都は、保険適用の体外受精・顕微授精などにかかる自己負担分についても、1回あたり上限15万円まで助成する仕組みを加えました。従来からの卵子凍結費用助成・不育症検査助成とあわせて支援が手厚くなっています。 |
| 卵子凍結の助成はいくらですか? | 東京都独自の助成として、卵子凍結時に最大20万円、加えて保管料を年2万円程度助成する枠組みがあります(対象年齢・回数などの条件があります)。国も令和8年度から18〜35歳の未婚女性などを対象にした卵子凍結モデル事業を始めます。 |
| 誰でも対象になりますか? | 治療開始時の年齢や助成回数の上限、指定医療機関での治療かどうかなど条件があります。国のモデル事業と都の助成は対象範囲・併用の可否が異なるため、医療機関や自治体の案内で自分がどの制度の対象になるか確認してください。 |